12/31鹿島学園3-4鹿児島城西 全国高校選手権

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<高校サッカー:鹿児島城西4-3鹿島学園>◇31日◇1回戦◇駒場

 鹿島学園(茨城)は初戦で散った。前半8分に先制を許したが、同18分にFW古橋広樹(3年)が相手DFを背負いながらクロスボールを胸トラップで落とし、同点弾を決めた。直後に再び勝ち越されるが、同22分にMF井黒嵯我人(3年)がゴール。前半を2-2で折り返した。

 後半に入り、立て続けに2失点。同29分に途中出場のFW白須達也(2年)が相手GKのこぼれ球を押し込んで1点差に迫ったが、力尽きた。

 鈴木雅人監督(37)は「追いつくチャンスはあった。ハーフタイムには、次の1点目が大事だと選手に伝えたが、それが向こうに行ってしまった」と反省していた。[12.31 全国高校選手権1回戦 鹿島学園3-4鹿児島城西 駒場]

 入り方が難しいといわれる全国大会初戦。あらゆる重圧の中、最初からしかけていった鹿児島城西(鹿児島)が、3年連続出場中の鹿島学園(茨城)との壮絶な打ち合いを制した。

 鹿島学園の特徴はその守備体系だ。GKからして前目に位置取りをし、最終ラインを高めに設定する。「GKが高い位置を取って勝負をする。そして前に前に出て行ってボールを奪いにいく。今日は最初セーフティーにいって徐々にペースを握れればと思っていた」とは鹿島学園の鈴木雅人監督の考えるゲームプランだった。

 しかし、その目論見は開始8分で崩れる。「この試合は中盤でつなぐのではなく飛ばそうと。相手の背後にボールを落とすことで、中盤で奪われてカウンターを受けるリスクを減らす。高い位置では前からプレッシャーを、低い位置では相手背後へ飛ばす。それを前後半通じてやりきった」。鹿児島城西の小久保悟監督のプランは、鹿島学園の圧力を避けるものだった。それが前半8分のゴールにつながる。右SHのMF江崎晃大(1年)からボールを受けたFW加治佐楓河(2年)がロングレンジからループシュートを決める。鹿島学園GK田邊快人(3年)が高い位置取りをしていることを見透かしたような先制ゴールだった。

 早くもプランが崩れた鹿島学園だが、決して自分たちのサッカーを見失わないのはさすがだ。厚みのある攻撃力で盛り返す。前半18分、中央から切り崩し、FW古橋広樹(3年)が技ありのシュートを決めて同点に。前半12分あたりから鹿島学園のやりたいプレーが形になってきたに見えた先にあったゴールだった。

 これでペースが鹿島学園に傾くかと思われた直後、鹿児島城西がまたもつきはなす。前半20分、狙い通り裏に抜けたボールにFW向高怜(2年)が追いつくと、そのまま持ち込んで勝ち越しゴール。鹿島学園も食らいつく。前半22分、MF井黒瑳我人(3年)が中央で古橋とワンツーから抜け出して同点ゴール。試合は、全国大会初戦にはにつかわしくない、壮絶な打ち合いの様相を呈してきた。

 2-2で折り返した後半。鹿島学園は失点シーンを考えれば守備に修正を施すことは難しくなかったはずだ。しかし、"あえて"同じ形で臨む。持ち前の攻撃力は自分たちが培った守備体型があってこそ。失点を避けるより「次の1点。ボールを保持しながら前で勝負する」(鈴木監督)ことを選択した。その狙いは結実するかに思われた。後半開始からポゼッションを高める鹿島学園は、左サイドの井黒を中心に鹿児島城西ゴールに迫る。シュートこそないものの、得点を予感させた。

 だが、想定外となったこの試合、待望の3点目を奪ったのは、先制ゴールを奪った鹿児島城西FW加治佐だった。後半17分、1点目と同じく右サイドの江崎からボールをもらうと、今度は相手DFを背負いながらシュートを決める。狙いどおりにならなく、さすがに意気消沈ぎみの鹿島学園に追い討ちをかけるように、5分後には右サイドをえぐってからのセンタリングをボランチのMF濱上大志(2年)が押し込んで鹿児島城西が2点リードを奪った。結果的に、勝敗を分けるポイントは3点目だった。

引用元: Youtube
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